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旬の尾瀬情報 - 2019年8月3日【至仏山、谷川岳、男体山】

今日は尾瀬周辺の登山ツアー3本が同時開催されていました。

午前中は真夏の暑さ、お昼前後から雷雲にまかれて雷や雨に見舞われた1日となりましたが、直後に天気は急速回復して下山の頃には大快晴!!

なかなかにガイド泣かせな1日でした。

 

 

こちらは至仏山の三角ベンチ(オヤマ沢田代〜小至仏山の休憩ベンチ)。

登頂前後は雷雨か?

とヒヤッとする場面もあったようですが、写真の場所まで戻る頃にはこんなうららかなお天気に。

真ん中で手を挙げているガイドから安堵のようすがうかがえます。 

 

こちらは谷川岳。

やはり下山に差し掛かって天神平ロープウェイの山頂駅が見えてきた頃の写真。

今日のガイドたちは声をそろえて「写真撮る余裕がなかったんだよ〜」。

そうだよね。

こんな日は安全に登山することに集中しなきゃいけない日です。

 

最後は男体山。

あれ? 山頂で青空見えてますよね!?

いやいや、この写真から5分後。

稲光がすぐ近くで見られるほどの緊迫した頂上でした。

 

そして男体山も下山してみたら・・・晴れてるよ〜!!

残念ながら頂上を踏まずに下山した方も大勢いましたが、これも登山の難しさや楽しさの一面ですよね。

また尾瀬と周辺の山々でお会いしましょう。

 

 

という事で今日の「旬の尾瀬情報」は、ガイドが安全登山に集中していたので、写真はほとんど撮れず!

な一日という紹介になりました。

大気が不安定な夏山シーズンスタートとなっています。安全で楽しい登山を!!

(安類)

2019年8月2日 - 尾瀬ヶ原ネイチャーツアー

初めてのトレッキング

そして初めての尾瀬ヶ原。

今日は尾瀬ヶ原をじっくり歩き、次回はこの山に挑戦です!!

(寺本)

 

旬の尾瀬情報 - 2019年8月2日【尾瀬ヶ原】

真夏の尾瀬が続くここ数日。

厳しい暑さですが、これも間違いなく尾瀬の季節のひとつ。

今日は尾瀬ヶ原ネイチャーツアーにお二人が参加していただき、のんびりと尾瀬ヶ原を歩いていました。

初めての尾瀬ヶ原あるきを愉しみながら、振り返った至仏山を見て、

「次はあの山に登ろうね」と話されているお二人が印象的でした。

 

 

夏の尾瀬は登山者の姿もまばらになります。

その理由は真夏の尾瀬の良さがあまりアピールされていないからでしょうね。

もちろん湿原には木陰が少ないので、それなりの暑さはありますが、他の山域が賑わって敬遠されている方は尾瀬を猛烈におススメしたいです!!

 

湿原ではコバギボウシ、クガイソウ、サワギキョウ、コオニユリが咲き始めてきました。

静けさに包まれた尾瀬のすばらしさ、ぜひ味わってほしいな〜♪

(安類)

旬の尾瀬情報 ‐ 2019年8月1日【尾瀬ヶ原】

梅雨明け宣言された尾瀬でしたが、朝方〜午前は雲多め、午後は雷雨、という感じでしたが、今日は朝霧が消えると同時に気持ちいい夏空が広がりました〜♪

やっぱりこんな夏をみんな待ち望んでいましたよね!!

という事で、今日も竜宮の気持ちい夏空もようをお伝えします。

 

これは竜宮十字路から見た至仏山。

この場所は尾瀬の自然の要素がたっぷりと詰まった場所ですね〜。

どこを見ても、どんなお天気でも絶景が待っています。

 

もうひとつ今日の朝方の風景。

こちらは尾瀬ヶ原のちょうどど真ん中。

ミズバショウの風景で有名な場所です。

実はほんの少し角度を変えてみるだけで、こんな絶景を見ることもできます。

尾瀬って本当に奥の深い風景が広がっています。

 

最後は牛首分岐付近で咲いていたサワギキョウ。

もしかすると初開花は昨日だったのかもしれませんが、木道を歩いていたら、アレ!?

という感じで咲いていました。

サワギキョウって私の記憶では8月中旬頃に咲く印象なのですが、今シーズンの秋は早そうな予感がしています。

(安類)

旬の尾瀬情報‐2019年7月31日【尾瀬ヶ原】

だんだんとニッコウキスゲの夏が過ぎ、真夏の尾瀬がやってきました。

池溏調査チームも炎天下での作業が続いているので、目の前にある池溏に飛び込みたくなる衝動に駆られます。

 

川沿いでは私が大好きな花・トモエソウが開花しています。
大きな花ですが、咲いている場所が目立たない場所なので、あまり気づく方は少ないかもしれません。私の印象ですが、この花が咲くと夏の中盤に入ったと感じるのですが、・・・えっ!? 一昨日に梅雨明けしたばかりですよね。

巴型、卍の形ににているからということで、トモエソウといいう名前が付いています。比較的大き目な花なので目立つ花の一つです。

 

イトトンボ
初夏のイトトンボ御三家といえば、エゾイトトンボ、ルリイトトンボ、エゾイトトンボですが、ここにきて御三家が数が減り、かわってアオイトトンボや写真のキイトトンボが発生してきました。
キイトトンボは圧倒的に数が少ないですが、池溏付近では見られる可能性があるので、興味ある方はぜひ探してみてくださいね〜。

 

 

そして今シーズン目立つお花といえば、これ。
そう、尾瀬と言えばの植物・ナガバノモウセンゴケ。
あまりに地味な白い花なので、あまり気にされることがないのですが、個人的にはナガバノモウセンゴケの花が今シーズンは当たり年だと感じています。
生育しているだけでも珍しい植物なので、これは見に行くしかないでしょう!!

モウセンゴケもかなりたくさんあります。

あまり気にならないため目立ちませんが、気になるといっぱい見つけられます。

 

梅雨が終わり、夏の雰囲気を強く感じるようになったMIYAでした

 

 

旬の尾瀬情報‐2019年7月30日【尾瀬ヶ原-至仏山】

梅雨が明ければ、天候は安定しますよね〜

そして、安定した尾瀬の朝の楽しみは。。。

 

梅雨明け2日目の朝。

今朝は来ましたよ〜!!
そう、特大の白い虹が出現しました。
写真は竜宮小屋の玄関から撮影したものですが、これだけでも大迫力。
尾瀬ヶ原で白い虹を見た方は本当にラッキーだったでしょうね。

尾瀬では、有名な白虹。。早朝に見られることがあります。

なかなか見られないと思いきや、見れました〜っていう報告も結構頂きます。。

でも、早朝じゃないと見れないので、小屋泊まりした方のお楽しみかなぁ〜

 

昨日ご紹介したオオウバユリのつぼみ。
今日の朝は開花が始まっていました。
こんな感じで大きなお花が咲くんですよ〜。
ここからお花が満開になって、種を作って、種をばらまくまで楽しませてくれる植物です。

ユリ科ですが、なんとなく不思議な形状ですよね。。背も高いので目立ちますね。

 

そしてオゼコウホネ。
今シーズンは開花がだいぶ遅れていましたが、やっと湿原のあちこちで開花が始まりました。尾瀬ヶ原に来たらコレを見なきゃソンでしょう〜!!

池塘でひときわ目立つオゼコウホネ。。見つけると嬉しくなります。

 

エゾウサギギク。。夏ですねぇ〜それにしても花の高さがちびちゃい。

黄色いから目立つけど、見逃してしまいそうですね。。

 

タカネトウウチソウ

綺麗さはないですが、ワレモコウの仲間。ワレモコウは先端から咲きますが、こちらは根元から咲いていきますね。

 

ホソバツメクサ

満開を迎えています。小さくても目立ちます

かわいいですね〜

 

ウメバチソウ

夏というか、夏が終わっても見られます。秋すら感じる花ですね。

けっこうチラホラ見かけます。

 

タカネナデシコ

綺麗な瞬間を見るのが難しい花。いつもくしゃくしゃしちゃってます。

ほんと、高山植物って不思議な形のものが多いですよね〜

 

ハクサンフウロ。色の淡さが見所です


とても鮮やかな紫色をしています。この花も良く目立ちますね。

 

ミネウスユキソウ

7月後半になるとホソバヒナウスユキソウが終わり、ミネウスユキソウの時期になります

粉をまぶしたような可憐な色合いが素敵!


誰だ!甘食落としたの。。!

キノコでした(笑)

 

で、池溏調査中のひとコマ。
なんだか池溏の水面が揺れているな〜と近づいてみると、
オオルリボシヤンマをイモリが食べているシーンと遭遇しました。
体は小さいですが、ぐりぐりと回転しながら肉を食いちぎるダイナミックなシーンを見ることが出来ました。

どうやって捕まえたんだろう。。

 

っていうことで、ニッコウキスゲが終わると尾瀬もひと段落してしまうのですが、花はまだまだたくさんあります。

このちょっと空いた時期にゆっくり尾瀬を楽しむにはこの時期がいいかもしれませんね。

 

特に朝は涼しくて快適ですよ〜

(MIYA)

 

旬の尾瀬情報‐2019年7月29日【尾瀬ヶ原】

昼頃に梅雨明け宣言がされましたね。

これで少し不安定な天気も落ち着くかなぁ〜と期待したいですね。

 

でも、もう8月。。お盆を過ぎれば秋の訪れを感じる尾瀬。。短い夏を楽しめると良いなぁ〜。

関東平野部では、明日から猛暑日が続く予報みたいですね。

尾瀬も日中は暑くなる日もありますが、朝晩はひんやりした涼しさを感じられます。

 

今日の旬尾瀬は、そんな一枚から。。

そう、至仏山ですね。でもよく見ると池塘に逆さ至仏が映っています。

逆さ燧の撮影ポイントは有名ですけど、よく探すと至仏が映るポイントも見つけられます。牛首分岐辺りで探してみましょう!

 

尾瀬には、食べれる山菜もたくさんあります。オゼビル(ギョウジャニンニク)などはよく見かけます。

昔は、山小屋の食卓に並ぶことも多かったようですが、今は尾瀬内の山菜(に関わらず)は採取できませんので、ジィ〜と見るだけですけどね。。

 

まずは、山のアスパラともいわれる「シオデ」です。

う〜ん。ごめんなさい。正直山菜はあまり詳しくないんですけど、確かにシオデの葉みたいです。

葉が大きくなっているので、だいぶ成長した感じですね。

 

つづいて。。サクランボ。。。ではなくてタケシマランです

サクランボだ〜と思って口にしないように。。毒はなさそうですが、食用には適していないです。

 

ヤマウドみたいですね〜

だいぶ成長しましたね。。

 

そうそう、たくさんの人から聞かれる植物に、オオウバユリがあります。
お花がイメージできても、つぼみはこんな感じで「これから何が咲くんだろう〜?」と登山者がつぶやいていました。

鱗茎(地下茎の一種で球根みたいな感じ)にはデンプンが含まれているため、デンプン採取して食用することもあるそうですが。。

 

午後からは雨がポツポツ。
夕立になるのかと思いきや、夕暮れ時にはやさしい光をヤマドリゼンマイが葉をいっぱいに広げて受け止めていました。

で、確かにこれも食用できます。ゼンマイの仲間だし。。

食用としてのヤマドリゼンマイより、紅葉を彩るヤマドリゼンマイの方が好きですけどね。。

 

今日も池溏調査班は尾瀬ヶ原の奥地へ。

お昼を過ぎたころから一気に積乱雲が立ち上がって、調査チームも慌てて撤退してきました。ふ〜、尾瀬ヶ原のように開けた場所で雷には会いたくないですよね。

尾瀬ヶ原では、雷に当たらないなんていう都市伝説があったりしますが、そんなことはありません。

雷を感じたらまずは避難しましょうね!

最後の雷から1時間おけば、安心とのことなので、覚えておくと良いですね。

 

なんか山菜情報みたいになってしまいましたね。尾瀬にはたくさん自生していますが、採取禁止ですよ!

旬の尾瀬情報 - 2019年7月28日【尾瀬ヶ原】

予報どおり今日の尾瀬は熱帯低気圧の影響で、朝方雨、だけどお昼頃からだんだんと回復してきました。

夕方の現在はまた曇っちゃいましたけどね〜。

それでも一瞬、一瞬の日差しが見せる尾瀬らしい姿に癒されること多数。

羽が乾いて一斉に飛び立つトンボたちの様子はまさに楽園のひとことに尽きました。

 

 

そろそろ大江湿原のニッコウキスゲの見ごろ後半になってきました。

今年は写真のオゼコウホネがあまり咲いてないな〜と感じていましたが、やっとあちこちで目立ってきました。

池溏の中でこのオゼコウホネやヒツジグサが咲き始めると、や〜夏が来たな〜と感じます。

 

竜宮小屋の裏側ではひっそりとタマガワホトトギスが咲きました。

アップで撮影すると花の作りの繊細さにびっくり。

花弁の斑紋が野鳥のホトトギスに似ているそうでこの名前が付いたそうですよ〜。

 

大物役者のニッコウキスゲの存在で、ひっそりと影をひそめていますが、尾瀬のお花リレーは着実に続いています。

そろそろそちらのお花にもスポットライトを当てていきたいと思います。

 

こんな日ですが、なんと至仏山登山ツアーも開催されていました!!

みんな元気ですね〜。

ちなみに小至仏山から上の稜線は横殴りの雨だったんだそうです。

そして山頂には誰もいなかったらしいですよ〜。みなさんナイスファイト!!

 

 

そうそう、夕暮れ時はほんの少しですが夕焼けもありましたよ〜♪

明日からはまとまった陽ざしがありそうです。

みなさん、日焼け対策はバッチリですか!?(笑)

 

そうそう、ニッコウキスゲも夏の日差しを待ちわびています。

今日いちにちの陽ざしを惜しむかのように、ニッコウキスゲが落ちてゆく日を見つめていました。

 

(安類)

 

旬の尾瀬情報 - 2019年7月27日【尾瀬ヶ原・男体山】

今日の尾瀬は台風接近の情報にビクビクしながらも、午前中は快晴!!

午後も少し雨が降っただけで穏やかな夕暮れ時を迎えることができました。

それにしても夏空が近くなってきましたね!!

あの暑い夏がこんなにも待ち遠しいシーズンも珍しいです。

 

 

今日も池溏調査チームは尾瀬ヶ原で水質調査を行っています。

尾瀬ヶ原に1860個所もあると言われる池溏。

1個所ずつの水質調査を行っていますが、現地を歩いていると疑問がたくさん湧いてきます。

たとえばこの写真。

ヒツジグサというスイレンの葉がいっぱい浮いているのが分かるかと思いますが、どれも池の縁にヒツジグサが無いのが分かりますか?

これだけ見ても、なんで〜〜??

と思わずにはいられません。こんな解明されていない事がたくさんあるのが尾瀬の面白い所ですね。

 

池溏調査をしていると、いろいろな水生植物を身近に感じることができます。

たとえばこの植物。

ホソバタマミクリといいますが、いよいよお花が咲いているのを見つけることができました。

面白いのが、上部が雄花、下部が雌花と子房と、役割が違っているのが不思議な植物です。

 

水生昆虫の発見も多くなります。

こちらは木道からもたまに見つけられるゲンゴロウ。

後ろ足のダイナミックな漕ぎ方で池溏をスイスイと泳いでいます。

 

こちらはコオイムシ?なのかな。

ミズバショウシーズン中はあちこちで子どもを背負っているのが見つけられましたが、この季節になると子どもたちも一丁前に池溏を泳ぐ姿が見られます。

 

・・・すみません、昆虫ばかりで気持ちの悪い写真ばかりだったので、最後は爽やかな1枚を。

こちらは尾瀬のお隣、日光の男体山のツアー中のひとコマ。

今日は嵐の前の静けさか、午前中はよく晴れていました。

こんな瞬間をゲットできるなんて本当にラッキーですね!!

明日も頑張って尾瀬を歩き回ろう!! と感じた安類でした〜。

 

2019年7月26日 - 旬の尾瀬情報【尾瀬沼・尾瀬ヶ原】

今日の大江湿原もニッコウキスゲ最高でしたよ〜♪

午前中は晴れ、午後から雲が出てきて夕方〜夜には雨、というサイクルが繰り返されています。

ニッコウキスゲ撮影には朝イチがいいですね!!

 

 

ちなみに1枚目が午前。

2枚目が午後〜って感じですね。ん〜〜、どちらも最高であることには変わりません!!

 

大江湿原のニッコウキスゲですが、あと数日間がイイ感じですよ〜。

 

おして尾瀬ヶ原の池溏調査チームから。

今日も作業がたんたんと続きましたが、池溏のまわりでは沢山のアオイトトンボの羽化を見ることができました。

その中でも写真のトンボはなんとキイトトンボ!!

尾瀬ではなかなか見つけることが出来ませんが、なんと羽化の瞬間をとらえることができました♪

 

で、最後の1枚はおなじみ竜宮からの夕焼け写真。

明日からは台風の影響がじわじわと出てくるかもしれませんね。

週末の尾瀬入山予定の方、最新の天気予報を入手しながら気を付けて登山しましょうね。

(安類)